鋳造において型製作期間が初回納入の納期に最も影響を及ぼします。
特に金型はベース材料の手配、切削加工が必要で、試作品の納入までに最低でも
1ヶ月程度必要でした。当社では試作品を迅速に供給できるよう3Dプリンタ、
マシニングセンタを導入し、石膏鋳造と組み合わせることで試作品製作の短納期化を
実現しました。石膏鋳造は砂型鋳造、金型鋳造と比較して大量生産には向かないものの、
金型鋳造と同レベルの高品質な鋳物が製造可能です。
【3Dプリンタと石膏鋳造プロセスによる試作品製作工程】
・3DCADにより製品モデルを作成し、3Dプリンタによりモデルを出力します。
・出力したモデル表面の研磨、寸法確認を行い、マスターモデルを作製します。
・シリコン樹脂製のモデルを用いて、石膏鋳型を製作します。
・石膏鋳型を用いて鋳造し、製品の仕上げ加工を行います。